「いつかはJGCに入りたいけれど、飛行機に乗る時間も予算も限られている…」 「JALカードの決済だけで1500ポイント貯めるには、6000万円も決済が必要なんて、一般庶民には絶対無理!」
前回の記事では、JAL Life Status プログラムの王道ルートとして「フライト」と「カード決済」を紹介しました。しかし、現実問題として、出張族でも富裕層でもない一般的なマイラーが、この2つのルートだけでゴール(JGC Three Star)に到達するのは至難の業です。
そこで攻略のカギを握るのが、「第3のルート」と呼ばれるライフスタイルサービスの活用です。
実は、JAL Life Status プログラムには、飛行機に乗らず、高い買い物もせず、ただ**「契約するだけ」「設定を変えるだけ」で、毎月チャリンチャリンとポイントが降り注ぐ裏技**が存在します。これらは、知っている人だけが密かに実行し、ライバルに差をつけている「抜け道」のようなものです。
本記事では、数ある攻略法を**「Lv.1 マスト」「Lv.2 推奨」「Lv.3 ガチ勢」の3段階レベル**に整理し、初心者から上級者まで実践できる完全ロードマップとして解説します。
Lv.1【マスト】誰でもできる!「スマホ完結」の基礎固め
まずは、手間もリスクもほぼゼロ。**JGCを目指す全人類がやるべき「基本中の基本」**です。これをやっていないと、単純に年間数十ポイント単位で損をしていることになります。
■1. ネットショッピングは「JAL経由」が鉄則!
「Amazonやユニクロで買い物をするとき、スマホのアプリを直接開いていませんか?」 もしそうなら、あなたは大量のLife Status ポイント獲得のチャンスをドブに捨てていることになります。
JALには「JALマイレージパーク(JAL公式サイト経由)」という仕組みがあり、ここを経由するだけでマイルが貯まり、そのマイルがステータスポイントに変わります。
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やるべきこと: 買い物をする前に、必ず**「JALマイレージパーク」を経由**する。 スマホのホーム画面にショートカットを作っておき、「買い物=JALアイコンをタップ」という癖をつけるのがコツです。
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対象ショップの例:
- 総合通販: Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング
- ファッション: ユニクロ、GU、無印良品
- 家電: ビックカメラ.com、Apple公式サイト
- その他: マツモトキヨシ、一休.com、じゃらん
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効果: これだけで、「JALカードの決済マイル」+「経由分のボーナスマイル」の二重取りが成立します。2024年末の制度改定により、この経由分マイルもしっかりLife Status ポイントの積算対象となりました。 例えばApple製品や家具・家電などの高額出費がある際、この「経由」を忘れると、ステータスポイント換算で大きな痛手となります。
■2. 持つだけで毎月加算!「JALモバイル」
2025年にLife Status ポイント積算対象に追加され、マイラー界に衝撃を与えた最強の「課金アイテム」がこれです。 格安SIMサービスですが、ステータス修行の観点からは通信手段というより**「ポイント製造装置」**と捉えるべきです。
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やるべきこと: 最安プラン(1GBなど)で契約し、サブ回線として寝かせておく。 今のメイン回線を変える必要はありません。最近のiPhoneやAndroidスマホは「デュアルSIM(eSIM)」対応がほとんどなので、副回線として設定しておくだけでOKです。
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効果: 契約しているだけで、毎月1 Life Status ポイントが自動的に積算されます(年間12ポイント)。
「たった12ポイント?」と思うかもしれませんが、これをJALカード決済で稼ごうとすると年間48万円の決済が必要です。 月額1,000円ちょっと(年額約1.2万円)の維持費で、48万円分の決済と同じ効果が得られる。この**「費用対効果(ポイント単価)」は全サービスの中で圧倒的No.1**です。SIM2台持ちをしてでもやる価値があります。
■3. 歩くだけで貯まる「JAL Wellness & Travel」
「健康維持のためにウォーキングをしている」という方は、今すぐスマホに入れましょう。
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月額: 550円(税込) ※マイルでの支払いも可能
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効果: 毎日の歩数に応じてマイルが貯まり、その獲得マイル数に応じてLife Status ポイントも積算されます。 アプリを入れて歩くだけ。「通勤や散歩がJGC修行になる」という心理的なメリットは絶大です。毎日の通勤がステータスへの一歩に変われば、モチベーションも維持しやすくなります。
Lv.2【推奨】生活をJALに染めてポイントを上乗せ
次は、生活インフラや銀行をJAL経済圏に切り替えるステップ。最初の手続きさえ済ませれば、あとは自動的にポイントが積み上がる「不労所得」のような仕組みが完成します。
■1. 銀行口座を「JAL NEOBANK」に変えて放置
JAL NEOBANK(住信SBIネット銀行 JAL支店)は、給与を受け取ったり、外貨を積み立てたりするだけでLife Status ポイントが貯まる、まさに「自動ポイント製造機」です。
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仕組み: 対象取引でマイルが積算された回数が6回に達するごとにLSPが付与されます(半年に1回のボーナス)。
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やるべき設定(完全放置メソッド):
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給与受取・引き落とし: メインバンクをここにするのが一番ですが、難しい場合は住信SBIネット銀行の**「定額自動入金サービス」**を使いましょう。他行から毎月決まった日に自動でお金を移動させるだけで、「入金実績」を作れます。
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外貨預金(重要・落とし穴注意): これが最も重要です。月末残高が日本円換算で1万円以上になるように、ドルなどを預け入れておきます。 【注意!】 為替変動で価値が下がり、1万円を1円でも下回るとマイル積算対象外になり、カウントが進みません。余裕を持って2〜3万円分のドルを入れて放置するのが鉄則です。
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■2. 年会費5,500円のチート級ブースト「JAL NEOBANK PREMIUM」
もし資金に余裕があるなら、JAL NEOBANKの有料サービス「PREMIUM」への加入を強く推奨します。 以前は高嶺の花でしたが、現在の年会費設定は驚異的な安さになっています。
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コスト: 年会費 5,500円(税込) ※月額換算すると約458円。飲み会1回分です。
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効果: Life Status ポイントの積算レートが3倍に跳ね上がります。
- 円預金: 6回ごとに1pt → 3pt
- 外貨預金: 6回ごとに2pt → 6pt
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威力(年間シミュレーション): これにボーナスマイル分などを加えると、銀行取引だけで年間約20ポイント稼げます。 Lv.1のJALモバイル(12pt)と合わせれば、これだけで年間32ポイント。
これはJALカード決済128万円分に相当します。 「128万円分の決済実績」を、たった年5,500円で買える。修行僧にとってこれほど安い買い物はありません。
■3. インフラもJAL化「JALでんき・JAL光」
持ち家の方や、契約変更が可能な賃貸にお住まいの方は、電気とネット回線もJALブランドにまとめましょう。
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メリット:
- JALでんき: 毎月の電気料金に応じてマイルが貯まり、そのマイルがLSP換算対象となります。
- JAL光: 毎月の利用料でマイルが貯まる(LSP対象)上、JALカード特約店扱いになるため、支払いによる決済マイルも2倍になります。
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注意点: 賃貸マンションなどで電力会社やネット回線が固定されている場合は導入できないためLv.2としています。検針票を確認し、切り替え可能なら迷わずGOです。
Lv.3【ガチ勢】テクニックで最速到達
最後は、知識と手間を駆使して**「最短ルートでJGCを獲りにいく」**人のための上級テクニックです。
■1. JAL Pay「外貨→円」戻しテクニック(※要注意)
2026年1月の制度変更により、「円から外貨」への両替マイルは廃止されました。現在は**「外貨から日本円に戻すとき」のみ**、1,000円につき5マイル(=LSP積算対象)が貯まる仕様となっています。
- テクニック: 海外旅行で余った外貨や、外貨預金で保有しているドルを円転(円に戻す)する際、銀行ではなくJAL Pay経由で円に戻すことでポイントを獲得します。 以前のような「往復両替ループ」は手数料負けするため非推奨ですが、**「円安局面で利益確定する際の出口」**としてJAL Payを使うのは、為替差益とポイントを二重取りできる有効な手段です。
■2. 「株主優待」×「国内線」の合わせ技
フライト修行において、プロが必ず持っているのが「株主優待券」です。
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メリット: 新制度の国内線は**「1搭乗=一律5ポイント」**。距離は無関係です。 つまり、「羽田-伊丹」も「羽田-石垣」も同じ5ポイント。ならば、安い短距離路線をたくさん乗るのが正解です。
しかし、安い「先得」などの運賃は変更ができません。 ここで株主優待割引を使えば、**「当日予約OK」「便の変更自由」という最強の柔軟性を持ちながら、普通運賃の半額程度で搭乗回数を稼げます。 特に、台風シーズンなどの「アイランドホッピング修行(1日何回も乗る修行)」**においては、1便の遅れが全行程の崩壊を招くため、変更可能な優待券は必須の装備(保険)と言えます。
あなたの「隠れポイント」を確認しよう
いかがでしたか? Lv.1(JALモバイル+ネット経由)から、Lv.2(NEOBANK+インフラ)までを実践するだけでも、飛行機にほとんど乗らなくても**年間50ポイント(決済200万円分相当)**近くを自動で稼ぐことが可能です。
Life Status ポイントは毎月自動反映されますが、明細を見ないと気づきにくいものです。 まずはJALのWebサイトで「Life Status ポイント実績詳細」をチェックし、取りこぼしがないか確認しましょう。
そして、今のペースでいくといつJGCになれるのか、下のシミュレーターで再計算してみてください。「JALモバイル」や「NEOBANK」を入力すると、ゴールまでの年数が劇的に縮まるはずです。
現在の保有ポイント
JALマイレージバンクに登録されている Life Status ポイントを入力してください。
達成時期の計算に使用します
1年間の利用予定(ペース)
年間の搭乗・決済・その他サービスの利用予定を入力すると、目標達成までの目安期間が計算されます。
フライト実績
JAL NEOBANK
利用サービスの有無に応じて年間ポイントが加算されます(数値入力は不要です)
決済(JALカード)
ライフスタイルサービス
契約ありの場合 12 pt/年(12ヶ月想定・100マイル/月×12=12ptの概算)
シミュレーション結果
年間獲得ポイント(入力ペース)
+0pt/年
目標達成までの期間
年間獲得ポイントが0のため、達成時期を計算できません。搭乗やカード利用のペースを入力してください。
現在の保有 + 年間獲得(参考)
0pt
次のグレード: JMB Elite(250 pt)
0%
💡 あなたの診断レポート
まずは搭乗やカード利用のペースを入力して、称号を診断しましょう。
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次回は、いよいよ実践編。「飛行機に乗らずにJGC? JALカード決済シミュレーション」 月いくら使えば何年で届くのか? 家賃、税金、積み立て投資、さらには固定資産税まで…あらゆる支払いをJALカードに集約する「陸マイラーの極意」を数字で解剖します。